１１月２７日晩秋の空は晴れわたり、里山に紅葉の彩り映えて今日の行事に集う子供たちの顔も生き生きと輝いて見えました。
　この催しは小学１年生をいこいの家に招いて、我々が昔遊んだ様々な遊びを教えながら、ともに過ごそうという企画で、今年で丁度10年になります。紙の吹き矢、紙飛行機、紙兜、お手玉、綾取り、折り紙、輪投げなど、我々が子供のころを思い出しながら、これらを作ることから始めました。今の子供たちはテレビゲームに夢中で、自分で遊び道具をこしらえたり、遊びを工夫したりすることは余なく、まして家の中で縦横無人に飛んだり跳ねたりを許してもらえる機会などめったにないでしょう。嬉々として遊びに興ずる子供たちを見ていると、老人たちの方も元気をもらったような感じがします。
　約２時間は瞬く間に過ぎてまだ遊び足りない子供たちを先生が呼び集め、挨拶と感謝の意を込めた唱歌の合唱は、老人たちの胸にあついものがこみ上げる一瞬でした。