平成5年8月17日に健康管理講話を幸区役所4階ホールに於いて開催しました。講師として第二川崎幸クリニック 血管外科部長/下肢静脈瘤センター長 白杉(しらすぎ のぞむ)医師に「下肢静脈瘤」について講演をしていただきました。
『”足がむくむ“”あしがつる”その症下肢静脈瘤かもしれません。』下肢静脈瘤とは、足の皮膚のすぐ下の静脈が膨らんでコブになり蛇行する血管の病気の一種です。日本人の43%、つまり、およそ2人に1人が持っており、女性は男性の2倍ほど起こるよくある病気ですと。以下の「下肢静脈瘤チェックシート」で気になる症状がある場合は、専門医に相談してくださいと。
① 足がむくみやすい ② 足がだるい・疲れやすい ③ 足の血管が浮いて見える ④ 明け方にあしがつる ⑤ 足に湿疹やかゆみがある 以上5点です。
症状には、軽症、中等症、重症があり手術や血管内カテーテル治療行う場合もあるそうです。
また、足のむくみなどの症状は、静脈血栓・リンパ浮腫・膝の変形性関節症などによっても生じるため、むくみの原因となる病気が下肢静脈瘤なのか、またほかの病気があるのか、きちんと診察を受けることが大切ですと。
資料にまったく目を通さず、分かりやすい基調でどんどんお話を進める先生に感心したのは、私一人だけではないでしょうか。